アリスギア備忘録

本格3Dシューティングゲーム『アリス・ギア・アイギス』のメインストーリーやキャラエピやらの感想やら考察

侵触編

ついにはじまったヴァイスの大規模侵攻がメインの章。2022年2月4日の時点では未完。

・ヴァイス殲滅作戦『Z66』

ヴァイスの進化速度という不確定要素を排するために、ヴァイスの根絶を目標に掲げている霧島と鳳が立てた作戦。ZはZ旗由来と思われる。「東京シャードの興廃は此の一戦に在り、各員一層奮励努力せよ」と言ったところか。

開かれた超空間ゲートを総力戦でもって制圧し、ヴァイス策源地への侵攻ルートとする作戦。ゲートを制圧してしまえば資源を鹵獲したいアウトランドの各国シャードが参戦することも見込んでいる。なお、安全保障理事会へは単に超空間ゲートの撃破という作戦案しか提出していない。

ヴァイスの多方面攻撃を受け、確認されているもの以外にも超空間ゲートの存在が発覚したため破棄された。

・地衛理の決断

アクトレスの年齢制限を撤廃し多数派の論理でアライアンスの総帥権を狙おうとする北条に対して、地衛理はアマルテアから離反することを決める。この決断は自由を求める彼女にとって前々から考えていたことだと思われる。

・森村元

怪文書騒ぎの後、確認のために府中工場に赴いた磐田と隊長は森村がすでに持ち株をヤシマに売っていたことを知る。

赤字続きのアクトレス事業や整備部門を支えてきたのはパーツ製作ではなく株を売ることによって得られたヤシマからの融資であることが明かされる。

オリジナルギアを作るという創業時からの夢を成子坂では果たせないと悟った森村は、部下たちの未来を守る必要があった。

・吾妻家

自分だけなにも知らないでいることに耐えられなかった楓は父のもとを訪ねる。重頼はそこで吾妻流の源流を語る。

吾妻流は350年前の地球脱出期に日本文化の保護のため、開祖、吾妻源斎が古流武術、武芸百般を収集、系統化したもの。その成り立ちから東京シャード設立の混乱期にはAEGiSの要請によりシャードの治安維持に陰ながら協力していた。暴動の鎮圧からテロリストの始末、凶悪犯罪者の懲罰まで、ときに法を犯し法の及ばぬ斬って捨てていた。以来、吾妻道場は警視庁とAEGiSと良好な関係を続けている。果てはアクトレスのクロスギアに対しての助言も重頼は行っていた。

楓の母、芳乃はかつてAEGiSで京と同じような特殊部隊に所属していた。吾妻流はいにしえの武と精神を後継に伝えるため代々AEGiSに人材を供出していたのである。

京か楓がその責務を果たさなくてはならず、京はエミッション能力があると分かった時から自ら望んでAEGiSに属した。

・アリスクエス

ジニーとエージェントとの会話。アリスのバックアップは物理的なシステムとして東京シャードにあるのではなくエミッション能力でしか認識できない世界、アリスギアのコアフレーム内にあるとされる。エージェントはアリスの実在を確信しているらしく、分散化され量子暗号化されてエミッションコアの中にいるのではないかと推測する。またもう一つの仮説としてエミッションコアを通じて高次元に繋がるアクトレスの脳神経にアリスが潜む可能性もあるとする。

無意識下に復元されたアリスを宿すアクトレスは特殊なエミッション能力を備えるらしい。

エージェントはジニーにアリスの確保、それが困難な場合には破壊を命じる。「人類に無邪気な神(アリス)は必要ない」との言葉を残す。

また一方で、モスクワシャードのKGBでも隠されたアリスはエミッションコアへの分散潜伏、あるいはアクトレスの脳内に潜入しているとの見方を強くしている。

ニーナが特殊なエミッション能力を持つ人間として挙げた東雲チヱは、西側のエミッション増幅実験の被験者で失敗作であるとアリスの可能性を否定される。KGBが要対象アクトレスとして挙げているのは「村尾未羅」――東京ヴァイス研究所の第四世代強化人間――「御茶ノ水美里江」――人工エミッションが搭載されたアンドロイドの可能性――の二人。ニーナは他に不自然なエミッションのアクトレスとして夜露の顔が思い浮かぶが口には出さなかった。

・佐倉修道院

エミッション適性を持つ身寄りのない子供たちをどこからか集めているという噂があった。詳しくは深沙希絆エピで語られ、その黒幕はSINではなく籠目武成の意志を継いだとされる籠目香苗。彼女は武成の目的を語った後、AEGiSの護送中に何者かに暗殺される。

ちなみに武成の目的はアクトレスを超えたアクトレスを作り出すというもので宇時家の「高次元に適応した新人類を作り出す」という目的と似ていると思えなくもない。