黎明編
黎明編は叢雲工業に買収されかかるほど落ちぶれた成子坂を立て直すことができるのか?というところから始まり、叢雲工業の不正によって問題が解決される章。基本的に序盤なのでゲームシステムや世界観、状況説明に終始している。
・人類の敵、ヴァイス
かつては脅威だったヴァイスもアリスギアによって女子高生がバイト感覚に駆除する対象に。近年人類のヴァイスに対する認識はより身近な脅威という意味でもスズメバチより低いとされる。一般人の認識であって実際の脅威度とはなんら関係ないと思われる。
・大型ヴァイスの残骸を引き取る研究機関
ヴァイス研究所といえば後々きな臭さを遺憾なく発揮する機関。夜露や未羅の生い立ちに関係していると目される。研究結果がヴァイス対策やギア開発の役に立っているので、表向きの評価は高い。ヴァイスの研究はAEGiSの許可がなければできない。
・没落した成子坂
かつては大型ヴァイス受注の業者指定の受けていてその儲けで装備の開発もしていた。しかし、何らかの原因で買収されそうになるまでに落ちぶれている。黎明編ではその理由についてせいぜいギア整備室の利用が「七年ぶりか……」と磐田が呟いたシーンとtipsにおける成子坂製作所の説明で七年前に事件があったとの記述だけで詳細については語られない。
・叢雲工業
吾妻楓などのトップアクトレスの所属する一流企業。大型ヴァイスの養殖やAEGiS職員幹部との癒着などを行う。この時点ではただの悪徳企業。
・大型ヴァイス遭遇率の高い夜露
シタラにヴァイスの神と呼ばれるぐらいに遭遇率が高い。半ばギャグシーンのようなものなのだが、アキ作戦では実際にヴァイスを操ったかのような描写がなされる。ちなみに夜露はヴァイス神呼ばわりを嫌がっている。この章での功労者一。
人の役に立つということに喜びを感じているようなシーンがある。
・神宮寺真理
東京AEGiSニュースの記者。磐田の古い知り合いで、磐田は彼女がぶんやをやっていることを黎明篇で初めて知る。ここでは叢雲工業の不正を探っていて、外伝のレゴリスでも叢雲工業所属のアクトレスに聞き取りを行なっている様子が見られる。結果、おそらく叢雲の不正を暴露したと思われるのでこの章での功労者二。
個人的に彼女が物語全体で果たす役割はかなり大きいと思う。
・裏社会(アンダーシャード)
名前だけ登場。多層構造になっているシャードの地下一、二層の迷路のような坑道に形成された社会のこと。治安が悪い。
・吾妻楓
会社の命令を無視して独断で出撃するシーンがある。法や決まりごとよりも自身の信じる善悪に沿って行動している片鱗が窺える。