アリスギア備忘録

本格3Dシューティングゲーム『アリス・ギア・アイギス』のメインストーリーやキャラエピやらの感想やら考察

陰謀編

f:id:cougar29:20220202225358p:plainなぜ成子坂を陥れようとする人間がいるのか。その部分が明かされる章。物語上重要な成子坂が引き起こした七年前の事件について言及される。

また一章から三章までの黒幕も提示される。

・専用スーツの役割

エミッション伝達能力を向上させ、また、スーツのみでも宇宙空間でしばらく生存することが可能なため万が一の安全装置となっている。露出が多く見えるのはエミッション伝達を阻害しないためとの一応の理由づけがされている。

専用スーツ以外での出撃は、安全意識が欠如しているとのクレームが入る、ということもあるかもしれない。

・成子坂の部品製造

七年前に自社製ギアを作らなくなったが、パーツ製造は続けている。磐田曰く成子坂が潰れずに済んでいるのは部品製造ラインのおかげとのことだが、実際のところは後々判明する。

・七年前の事件

新型装備のテストで発生した事故。凪という女性がこのテストで失踪した。アリスギアの違法研究が関わっているとされる。

・神宮寺真理

かつて宇佐元杏奈と組んでいたチームの仲間である凪の失踪の真相究明が目的であることが判明。真相を握っている成子坂所長の行方を追っている。成子坂のパーツが叢雲の新型装備に使われていたことをリークしたのもバッシングの流れを利用して正面から取材するため。その追求は素性が不明の隊長にも及ぶ。隊長はふざけているのかとぼけているのか、それとも本当に何も知らないのか曖昧な態度を取って追及を躱す。

真理は成子坂所属の楓、怜、リンの姿を見て凪、杏奈と組んでいた頃を思い出し悪評を収めるよう手を回す。

隊長と取引をして再び磐田と相対した真理は七年前の新型と叢雲が発表した新型の類似点を挙げる。叢雲はわざとデータ偽装したのではなく開発段階では実現できていたスペックを〝なんらか〟の理由で公開できなくなり結果的にデータ偽装になった、叢雲も成子坂もAEGiSの最重要機密であるアリスギアの中核技術に触れたために潰された、と。

・所長

成子坂製作所所長。七年前の事件以来行方をくらました人物。しかし、文嘉の発言を鑑みるとときどき事務所に顔を出してはいたが、隊長就任以来すっかり姿を見なくなったらしい。隊長は所長のなんらかの思惑によって送り込まれたと思われる。

バージニア

ノーブルヒルズに雇われた傭兵のサンティ・ラナによってFPSのゲーマーではなく軍人であることが看破される。彼女は実力を隠していたが、友人を裏切っているという良心の呵責から本気を出す。結果、国のエージェントからの接触を受け、バージニアの階級が中尉であること、彼女が東京シャードに潜伏するとされる全能人工知能アリスの捜索を目的として来たことが明かされる。

母国への忠誠と友情との間で彼女の心は揺れる。

・アリスギア

高次元から引き出したエネルギーで作動する兵器。ヴァイスへの唯一の対抗手段。

三世紀前の全能人工知能アリスが作り出したわけのわからないもの、と本職のエンジニアですら評する完全なブラックボックスで、磐田曰く、それを調べて最高の能力を引き出そうとした者は企業ごとAEGiS上層部よりも上の存在によって潰される。

・ノーブルヒル

成子坂のバッシングの流れを作り、杏奈の降板させるのみならず、AEGiSと叢雲に時間をかけて工作員を仕込んで成子坂を買収させようとしていたことが真理によって明かされる。

・機械生命体誘致罪

アウトランドのどのシャードでもヴァイスに利する行為は禁じられている。これはそのうち大型ヴァイスへの戦闘放棄、またシャード内への意図的な誘導行為などシャード存立に対する罪。

現実で言うならば外患誘致罪にあたるか。問答無用で死刑になる重い罪である。

・ヴァイス信奉集団「SIN」

ヴァイスを「神」と崇め人類の存在を「悪」とするテロリスト。叢雲工業のヴァイスの養殖、ノーブルヒルズの大型ヴァイスの誘導行為、それを促したAEGiS職員。これら全てがSiNの工作員によるもので、東京シャード壊滅を目的としている。一章から三章までの黒幕。