比良坂夜露の生い立ち
現在分かっている夜露の生い立ちまとめ。結論からいえば、夜露はヴァイス研究所によって民間に流出された第四世代強化人間であると考えられる。
夜露の誕生秘話における不審な点
三周年記念の生放送で夜露が生まれた日のことが親の視点で語られた。
1.衰弱して髪の毛が白くなった夜露母
夜露を身篭ってから彼女の母は体調を崩し、髪色が白くなった。前後関係から原因は夜露であると考えられる。エミッションを通して〝どこか〟へとエネルギーが流出したためか。
2.聞こえない泣き声
夜露父を呼びにきた看護師が分娩室のドアを開けたにも関わらず、聞こえてくるはずの赤子の泣き声の描写がない。
3.不審な看護師
吊り目の看護師とやや丸い年配の看護師が登場。無事に夜露が生まれたにも関わらず、吊り目の看護師は神妙な表情を浮かべ夜露父を不安がらせた。そして、役目を終えたとばかりにすぐに姿を消した。
村尾未羅との関連
メインストーリーにおいて何かと共通点の多い夜露と未羅。彼女たちは同じ存在であると考えられる。
1.モチーフ
比良坂、ヨモツオオカミ、ヨモツヘグイと黄泉の国関連の夜露とゾンビ、ミイラが名前の由来の未羅。
2.衰弱する母親
夜露も未羅も胎児の時に母親が衰弱している。夜露母は髪色が白くなるだけで済んだが、未羅の母は妊娠高血圧症候群で亡くなったとされている。
3.高次元との接続と推測される現象
目が赤くなるあれ。「誰かが呼んでる……?」ってなるあれ。当人の意思とは無関係に発動され副作用として扁桃核の情動反応処理の著しい活動低下及び海馬が司る記憶領域の機能異常をきたす。
夜露には感情が希薄と思われるシーンは見受けられないが、未羅とは接続の年季が違う?
記憶に関しては未羅はたびたび記憶喪失を起こし、夜露には凪の記憶に上書きされたと思われる場面が存在する。
また夜露の戦闘技術は未羅と組んでいたAinaの動きと一致するとの証言が存在する。
4.ヴァイスを引き寄せる体質
夜露も未羅もイレギュラーな大型ヴァイスとの遭遇をすることが多い。
5.未羅の親
未羅の母が死んだ後に恵子が再婚して未羅の父が死んだ後に秀喜が再婚した。秀喜は内科医で、恵子は産婦人科医。未羅のことを被験体と呼ぶ。
「民間に流出させた試験体」という発言から恵子が産婦人科医であることを踏まえても夜露の出生に深く関わっていると見られる。
5.モスクワシャードの持つ情報
モスクワシャードのKGBは村尾未羅をヴァイス研究所によるニーナとは異なる手法の第四世代強化人間であると断ずる。ニーナはまた、夜露に自身と似た匂いを感じ取る。
これらの情報をまとめると産婦人科医である恵子がヴァイス研究所の指示で当時胎児だった夜露になんらかの処置を行い強化人間にする。結果、不安定なエミッションによりエネルギーがどこかへと流出し、綾子は衰弱。出産時には夜露の呼吸はなかったが、これまたなんらかの措置により蘇生。以来比良坂夫妻の元で育ち何者かによる進路の操作を受けて成子坂製作所に入所する。
まとめてみると穴だらけである。メインストーリーの更新を待ちたい。